アラブ案内
 

【文化の交流 3】

1964年、映画《ナイルの嵐》ロケで来日した女優シャディア。
1964年、映画《ナイルの嵐》ロケで来日した女優シャディア。
ベネチア映画祭で金獅子賞の《アルジェの闘い》。
ベネチア映画祭で金獅子賞の《アルジェの闘い》。
51億円の大作「ザ・メッセージ」。
51億円の大作「ザ・メッセージ」。

エジプトの劇映画《王家の谷》。
エジプトの劇映画《王家の谷》。
1964年、カイロの国際民族芸術フェスチバル。
1964年、カイロの国際民族芸術フェスチバル。
アラブ大使、文化担当官を招いた古賀政男氏。1975年。
アラブ大使、文化担当官を招いた古賀政男氏。1975年。

マグレブ諸国の花柳徳兵衛舞踊団。
マグレブ諸国の花柳徳兵衛舞踊団。
アブダビTVスタジオの「4人の会」。
アブダビTVスタジオの「4人の会」。
シリア、エジプト、モロッコなどで公演、好評を博した劇団「風の子」1979年。
シリア、エジプト、モロッコなどで公演、好評を博した劇団「風の子」1979年。



映画と演劇

 総合芸術としての映画や演劇は、銀幕や舞台の上で繰広げられる登場人物の喜 怒哀楽を観客に直接にぶつけてくる。かつてアラブの映画と言えば、「モロッコ」 「望郷」「カサブランカ」など、フランスやアメリカの名作がわれわれに深い感 動を与えた。けれど、そこに描かれたアラブは所詮、脇役であり、単なる舞台装 置にすぎなかった。

 戦後、数こそ少ないが、われわれはアラブ自身が製作した映画にも接すること ができるようになった。ベネチア映画祭で金獅子賞を受賞したイタリア、アル ジェリア合作映画「アルジェの闘い」、ジュルジュ・サドール新人賞に輝くエジ プトの劇映画「王家の谷」(原名エル・ムミーア、監督シャーディ・アブデッサ ラーム)、さらに「アラビアのローレンス」の画面にも匹敵する雄大なマホメッ トの伝記映画「ザ・メッセージ」(監督M・アッカド)など、それぞれ第三世界 の気迫のこもった映画芸術として高く評価された作品であるが、これらはアラブ で作られた映画の一部でしかない。

 ただここ2、3年の間にカイロ国立バレエ団、「バクダットの光」といわれる ムニール・バシールのウード演奏、さらにはイラクのファッション・ハウス、イ ラク国立民族舞踊団などアラブ諸国の本格的な舞台芸術がわが国に紹介されてき ている。

 アラブ大使ら五十名の外交官を招いて音楽交流を意図された古賀政男氏が死去 されたのは残念である。



筆者:阿部政雄
転載:「アラブ案内」グラフ社(1980年発行)

(2008年4月15日更新)

                

(→バックナンバー
(→週刊アラブマガジンのトップ


 
↑UP↑

前に戻る


アラブマガジンへもどる

アラビア語カフェ | アラブ イスラーム学院 | サイトマップ | ヘルプ



2008年 アラブ イスラーム学院