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スポーツ
スポーツの交流は、かつて戦後間もない頃のNHK「とんち教室」で活躍した石
黒敬七氏がすでに戦争中カイロで柔道を教えていたといわれ、日本柔道はかなり
以前からアラブに知られていた。アラブ諸国には現在、柔道や空手の道場がいく
つかあり、アラビア語の柔道の本も出版されている。
1978年には、大型の日本武道使節団が国際交流基金から派遣され、
1979年にはアルジェリアの柔道チームが東海大学の招きで来日し、世界柔道
界のホープ、山下5段らのコーチを受けた。国際柔道連盟会長に立候補した松前
重義東海大学総長はクウェート、サウジアラビア、シリアなどアラブ諸国の支持
を得て会長に就任した。
アラブとのスポーツの交流の中で特筆すべきは、飛鳥田一雄横浜市長が主催し
た1974年4月のアジア卓球大会で、これがきっかけで、横浜市とアラブ諸国
との親善、交流が大きく発展した。
アラブで最も人気のあるサッカーの交流では、1977年に三菱重工業がアラ
ビア湾岸に親善チームを派遣し、翌年にはアラブ首長国連邦のチームが来日、
1979年東京での世界ユース・サッカー大会では日本とアルジェリアの決勝進
出決定戦がテレビ放送された。
筆者:阿部政雄
転載:「アラブ案内」グラフ社(1980年発行)
(2008年4月28日更新)
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