6、全能者
その意志によって、ものを創造させたり、破壊させたりするこの力をアッラーは太古の昔から持っています。この力の本質はアッラーのみがご存知です。至高のアッラーはバカラ章106節で仰りました。
『アッラーは凡てのことに全能であられることをしらないのか?』
7、意志をもつ御方
良いことも悪いこともアッラーのご意志によるものです。
この「意志」は「命令・知識・満足」とは異なることを理解しなければなりません。例えば、アッラーがそれを望み命令したことには、信者たちの信仰があげられます。また、望まれてもいなく、命じてもいないことには、信者たちが不信仰に陥ることがあげられます。また、その存在を望み、命じなかったことには、アッラーがそのものたちの不信仰を知ったものたちの不信仰、またはアッラーへの反抗があげられます。そしてその存在を望まなかったけれども命じたことにはその不信仰者たちが信仰心をもつことがあげられます。
8、知識をもつ御方(全知者)
アッラーは先に述べたように全知全能です。凡てのことを知っておられます。この世界の創造者、整頓者であるからには、そのものたちにとって何が有益になるのかということを知っていなければならないからです。また、ムスリムは善行をなした者はそれに対する報奨を受け、悪行をなした者はそれに対する罰を受けると信じていますから、人々の善行・悪行の詳細を正確に知っていなければいけないのです。アッラーはアルムルク章14節で仰りました。
『かれが創造されたものを、知らないであろうか。かれは、深奥を理解し通暁なされる。』
ガーフィル章19節では次のように仰りました。
『アッラーは目つきも、胸に隠すことをもすべて知っておられる。』
また、かれはものごとの全体を、また、物事の部分を詳細に知っておられるのです。また、終わりのないこと(ご自身のこと)や、天国の住人のことも彼らにも終わりがないことも知っています。かれはどんな些細なことでもご存知なのです。かれの持っている知識は人間がもっているそれとは大きくことなります。
9、生きておられる方
先に挙げたように、知識、能力、意志をもち、話し、聞くということは生きていなければこれらの性質をもつことはできません。
10、話す御方
アッラーは話す御方ではありますが、私たち人間が話すようにお話しになるわけではありません。アッラーはアンニサーウ章164節、そしてアルバカラ章30節で次のように仰りました。
『そしてムーサーには、親しくアッラーは語りかけられた。』
『またあなたの主が(先に)天使たちに向かって、「本当にわれは、地上に代理者を置くであろう。」とおおせられた時を思い起せ。かれらは申し上げた。「あなたは地上で悪を行い、血を流す者を置かれるのですか。わたしたちは、あなたを讃えて唱念し、またあなたの神聖を讃美していますのに。」かれは仰せられた。「本当にわれはあなたがたが知らないことを知っている。』
11、聞く御方
かれはあらゆることをお聞きになられます。また、かれがお聞きになるときには人間が聞くときとは異なり、聴覚や、音が伝わるための空気を必要としません。
12、見る御方
アッラーはありとあらゆるものを見ておられます。私たちは常に監視されているのです。かれはものを見る時に視覚や、光の屈折などを必要とはしません。
原文:マルワーン・シャイフー氏
翻訳:ファーティマ佐久間
アラブ・イスラーム学院翻訳・文化講座担当 |
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