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実は私、クウェイトにN.O.Cなしで入国した(おそらく)唯一の日本人である。
…クウェイトに着いてホッとしたのもつかの間、なんと空港に私のN.O.C(前
回参照)のオリジナルが届いていなかった。さらに到着したのは金曜日の早朝
と、とにかく最悪な状況だった(かの地では木・金が休日。) とりあえず入国管
理官に指示を仰いだところ、すぐに大使館と女子寮に連絡するよう言われて、そ
れに従う。ボーッと待つこと4時間。おそらく一番若い入国管理官(どうでもい
いが、なかなかの男前だった)と話をしながら待つことさらに2時間。イライラ
が最高潮に達したとき、「こっちに来て!」と声をかけられた。ふと顔を上げる
と、件のハンサムな管理官が入国管理の向う側から呼ぶではないか。「『こっち
に来て!』って、N.O.Cもないのに入国していいの?」と思いながら、恐る恐
るクウェイトに「不法入国」してしまう。管理官氏に付いて行くと、寮母さんと
おぼしき女性とインド人らしき男性がいた。彼らに事情を説明していたところ、
後ろから「日本人の方ですか?」と声がかかった。出国してから24時間ぶりの
日本語になぜか「Yes」と答えてしまい、変な顔をされてしまう。そう、彼らは
日本大使館員だった。とりあえず何とか入国できた私を見て安心する彼ら。しか
しこの数秒後、彼らは私がN.O.Cを持たないまま入国したことを知り、仰天す
ることになるのである。
「疲れたでしょう?」。私が寮に到着したとき、寮母さんたちは多分こう言って
くれたと思う。このとき、アブラ(先生とかそんな意味らしい。ほとんどがエジ
プト人だった)と呼ばれる寮母さんたちの顔が天使に見えたのは、言うまでもな
い。まったく、彼女らとのバトルが女子寮生活の大半を占めることになるなん
て、このときは夢にも思わなかった。
<今週のはーみシュ>
・日本を離れる前に在クウェイト日本大使館と女子寮に一報して、入国時のトラ
ブルに備えましょう。私の6時間待ちは極端ですが、2、3時間ぐらい待った留学生は少なくないです。なお、現地の日本大使館で在留手続きをしなければなり
ません。これはFAXでもできるかと思いますが、大使館に顔を見せておいて損
はないと思います(別に得もないですが。)
・税関で日本人はあまりチェックされませんが、ごく稀に持っていたお酒を没収
された人もいます。
・日本からものを送る場合、重要でないものは普通郵便かEMS(国際速達)で
十分です。クウェイトでの郵便物の受け取り方はこちら。
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| 写真は「ケイファン女子寮」。「サカン・アル=ターリバート」ではなく、「シジュン・アル=ターリバート」と呼んでおりました。 |
執筆:門屋 由紀
アラブ イスラーム学院 研究員
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