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寮に到着して間もなく私の部屋が決まった。どうやら今期の語学留学生では私が
一番乗りで、部屋がいくらでも空いていたようである。昼食を取ったあとは何を
してよいかわからないので、とりあえず部屋の拭き掃除を始めた。クウェイトに
来る前、祖母から餞別と雑巾をもらったときは「なんで雑巾?」と首を傾げたも
のだが、クウェイトに来て一番はじめに使ったものはまぎれもない、この雑巾
だったのだ。
さて、このケイファン女子寮について少しだけ説明しておこう。98年頃に大改
装したというこの女子寮、内装はなかなか立派である。受付がある玄関ホールは
バーンと吹き抜けになっており、食堂や多目的ホール、小さな図書室、スポーツ
ジム、テレビ室などはこの1階に集まっている。2階から上が学生の住居用で、
灰色のドアがずらっと並ぶ。部屋は2人で使用し、隣り合った2つの部屋は小さ
な通路でつながっている。その通路を挟んで洗面台が2つとトイレとシャワーが
ある。つまり、これらは4人で共同使用するということだ。各階にはオーブンと
大きな冷蔵庫があるキッチン、洗濯機(懐かしい二層式!)と乾燥機が置いてあ
るランドリールームもあった。
女子寮に留学生が徐々に到着し始め、にぎやかになってきた。ホッとした
のもつかの間、入国以上に面倒なことが待ち受けている。そう、それはビター
カ・アル=マダニーヤ、つまりシビルIDカードを取得することである。この手
続きのため、シュウェイクキャンパスにある学生課(学内の色々な課をまわった
ので、これが学生課だったのか実はよくわからない)や警察(?これもよくわか
らない)、病院などを走りまわった(病院では主に血液検査をされたが、これが
エイズ検査も兼ねているという噂は本当だったのだろうか?)しかし驚いたの
は、このややこしい手続きについて大学や寮から説明が一切なかったことであ
る。では、どのようにして知るのかというと、すべては留学生の口コミからであ
る。本当にいい加減過ぎて笑うしかなかった。99年秋学期の段階では、日本か
らの留学生は私しかおらず、情報の面では色々と困ったことがあった。このとき
よく助けてくれたのが、今でも付き合いのある韓国と台湾の留学生。彼らには感
謝してやまない。
<今週のはーみシュ>
・寮で支給されるのはシーツと枕カバーと薄い毛布がそれぞれ1枚ずつでした。
毛布だけで冬を越す人もいましたが、部屋によっては暖房があまり効かないこと
があるので注意。ふとんはスークやスーパーで購入できます。
・シビルIDカードの取得を始め、何かにつけて顔写真は必要となります。日本
からたくさん持っていくことをお勧めします。もちろん、現地で焼増しはできま
すが、慣れないうちは面倒です。
・クウェイトでは日本円を扱っている両替商が少なかったようです。もっていく
ならば米ドルやユーロの現金がよいと思います。私自身は「JALマイレージバンク郵貯ワールドキャッシュ」を使っていましたが、不便は感じませんでした。
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| 「ケイファン女子寮のお部屋」。適当に見えますが、作るのに大変苦労しました。 |
執筆:門屋 由紀
アラブ イスラーム学院 研究員
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