|
そう、この国で留学生活を送ると、はっきり言ってこれぐらいしか楽しみはない
かも(特に女性。)日常用品は寮近くのシティセンター(女子寮の窓から見える
大きいスーパー)やコープ(各地区に1軒ずつある。それなりに大きい)で買え
る。調理器具やふとんなどを割安に買いたいときは、スーク・ムバルキーヤに行
くのもよい。このスークは他のアラブ諸国でもよく見かけるようなスークであ
る。もっともかなり整備されていて、「アラブっぽさ」は若干少なめだが。
ちょっとした土産ものから日常品まで幅広くあり、100円ならぬ100Fils
ショップ(35円ぐらいか)があったりして面白い。
記憶が少々あやふやだが、女性のアバーヤ(薄手の黒いコート)を洗うための
「アバーヤ用洗剤」なるものがあったと思う。紫色のパッケージには「あなたの
アバーヤをより黒く…」などと書かれていたのであろうか。なお、割高に感じた
のが生理用品。特に「薄型タイプ」はかなり高かったような気がする。一番安い
ものはサウジ製で、なんとハーシーズの板チョコ並のごとくぶ厚いモノだった。
当然折りたためないので、6枚切り食パンのように縦にまっすぐ袋へ詰められて
いた。これを初めて見たときにはどうしようかと思った。
ちょっとオシャレな服とかになると、サルミヤ地区にあるショッピングコンプ
レックスに行くぞ! ということになる。サルミヤは海に近く、24時間営業の
スルタンセンター(名前がどこか適当である)や、オシャレなショッピングコン
プレックスがずらっと並んでいる。このような若者向けの買い物スポットには女
子寮から定期的にバスがでる。しかし、生活に慣れてくると、友達4、5人と
コールタクシー(電話で呼ぶタクシー。目的地によって料金が決まっている)で
行った。また、サルミヤより寮に若干近いところにスーク・シャルクと呼ばれる
ショッピングコンプレックスがあった。これにはスターバックスなども入ってお
り、ちょっとアラブじゃない雰囲気が味わえる。
ただし、このようなショッピングは日本や韓国、台湾といったアジアの先進国お
よび欧米からの留学生の楽しみだった。実際、クウェイトの物価が安いなんて言
えたのは、私を含めてごく僅かだった。また、先進国からの学生にとって40KD
(当時では1万2千円ほど)の奨学金は「ポケットマネー」だったが、これを
「サラリー」と呼んでいた者がいたのも忘れてはならないだろう。
<今週のはーみシュ>
・はっきり言って、半年もすればクウェイト生活に飽きると思います。そこで、
会費はかかりますが、日本人会に参加するのも悪くはありません。詳しくは大使
館で尋ねましょう(大使館から説明がないこともあるので、注意。)
・ショッピングコンプレックスには、日本に入ってきていないイタリアやフラン
スのブランドもありました。種類やサイズは豊富で、値段も日本より割安に感じ
ました。また、「ハッピーフェブラリー」と呼ばれる2月は、国をあげての大
バーゲンシーズンです。
・ヴィトンなどの高級ブランドは、メリディアンホテル(現マリオットホテル)に
隣接するコンプレックスに入っています。私にはまったく縁がありませんでした
が…。
 |
| 写真は「クウェイトの青山(笑)サルミヤ地区」。色々なブランドがあって楽しめたのはもちろんのこと、ちょっと太めな筆者は、自分にピッタリなサイズの服がたくさんあることに感動しました。アラブ最高です。 |
執筆:門屋 由紀
アラブ イスラーム学院 研究員
(→バックナンバー)
(→週刊アラブマガジンのトップ) |