預言者ムハンマド伝
 

【預言者伝を読むにあたって】
 

この世で最初にアッラーの預言者として創造されたのはアーダムでした。彼に続くその後のすべての預言者たち、イブラーヒーム、ムーサー、イーサーたち(彼らに平安あれ)はアッラーにより、彼らが遣わされた特定の民族・時代のための啓示を授かりました。

そして最後に預言者ムハンマド(彼に祝福と平安あれ)がアッラーから啓示を授かりました。

預言者ムハンマドは最後の預言者で、アッラーがムハンマド以後新しい預言者を遣わすことはありませんでした。
そしてこの啓示は、アッラーによって創造された全てのもののために、時代・土地・民族・言語にかかわりなく下されたものでした。

アッラーはアルクルアーンの中で次のように仰いました。
『われは全世界の慈悲となるべく汝をつかわした。』

ここでわかることは、至高のアッラーは預言者ムハンマドを、アッラーが創造された全てのものに対して遣わされたということです。
つまり、人間のためだけではなく、また、アラブ人のためだけでもありません。

全ての預言者たちはアッラーの唯一性、そしてアッラーへの絶対帰依を説きました。というのも、彼ら預言者たちを民に送ったお方こそが唯一無二のアッラーだったからです。

ムハンマドも、他の預言者たちも、神ではありません。
ムスリムはアッラー以外のいかなる存在も崇拝しません。
そしてそれは預言者たちに対しても同じです。
預言者たちは、私たちが正しく幸福に生きていく方法を知るためのお手本として、アッラーに選ばれた者たちなのです。
ですから、私たちが預言者たちの歩んできた人生について学び、模倣することは、私たちを必ず正しい道へと導いてくれるでしょう。

ムハンマド アル・トゥワイジュリー著
「預言者ムハンマド(彼に平安あれ)人類への恩恵」の翻訳より

                

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