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イスラエルの民にパレスチナでの時が流れ、彼らの多くがアッラーの道を逸れて
いきました。そのためアッラーは彼らの宗教を再生させようと思われました。彼
らがタウラーを喪失し、その聖句の多くを忘れ去ってしまったのちに。そして
アッラーは彼らの許に預言者ウザイルを遣わされたのです。
アッラーはウザイルにある村へ赴くよう命じられました。そこでウザイルがその
村へ行くと、そこは荒れ果てており、人影がありません。それを見てウザイルは
驚いて立ち尽くしました。アッラーは何故彼を人のいない村へ遣わされたのだろ
うか、と。彼は驚きの中で立ち止まり、アッラーがその村を再生させられるのを
立ち尽くしたままで待ちました。彼はその村へ遣わされたからです。
その時アッラーは彼を100年の間死なせました。つまりウザイルが眠っている
間にアッラーはその魂を捕らえられ、その後で甦らせられたのです。
やがてウザイルは眠りから覚めました。そこでアッラーは彼の許に人間の姿をし
た一人の天使を遣わされました。
『そして、「あなたはどれくらい滞在したのか。」と言われた。・・・』(聖ク
ルアーン・雌牛章259節より)
そこでウザイルはこう答えました。
『・・・「わたしは一日か半日過ごしました。」・・・』(雌牛章259節よ
り)
―私は一日か、あるいはどんなに多く見ても数日眠っただけなのだ―彼は思った
のです。しかし天使は言いました。
『・・・「いや、あなたは百年滞在したのだ。」・・・』(雌牛章259節よ
り)
そして天使は偉力並びないアッラーの比類なき力を示し、更にこう続けたので
す。
『「・・・だがあなたの食べ物を見なさい。それはまだ年を経ていない。またあ
なたのロバを見なさい。・・・」』(雌牛章259節より)
天使は、100年経ってなおウザイルのそばにある食べ物を見るよう、彼に命じ
ました。そしてウザイルは、それが、自分が放置したまま無事でいるのを見まし
た。腐りもせず、味も匂いも変わっていなかったのです。
天使は次にロバを指し示しました。するとウザイルはロバが死んでしまい、皮と
骨だけになっているのを見ました。そこで天使はそれについての秘密を明かし、
アッラーの御言葉を伝えました。
『「・・・われは、それを人々への一つの印にしよう。・・・」』(雌牛章
259節より)
そして最後に驚くべきことについて語ったのです。
『「・・・なおその骨を見なさい。われがどうそれらを起こし、それから肉を着
せるかを。・・・」』(雌牛章259節より)
そこでウザイルがロバを見ると、その骨は動き出して集まり、ロバの形になりま
した。それから肉を骨に着せ、次に皮と毛を着せて、彼の目の前でロバは完全な
ものになったのです。主は、その場面でウザイルが言った言葉を私たちにお知ら
せになりました。
『・・・それが明示された時かれは、「アッラーが凡てのことに全能であられる
ことが分りました。」と言った。』(雌牛章259節より)
アッラーに讃美あれ。これはなんという奇跡でしょうか。
それからウザイルは村へと出かけました。するとそこは栄え、人々で満ちていま
す。そこで彼は人々に、「あなた方はウザイルを知っていますか?」と尋ねてみ
ました。すると彼らはこう言いました。「はい、私たちはウザイルを知っていま
す。彼は100年前に死にました。」
彼は、「私がウザイルです。」と言いましたが、彼らはそれを認めず、一人の老
女を連れて来て、彼女にウザイルの姿について尋ねました。すると老女はウザイ
ルの姿を描写したので、人々は彼がウザイルであると確信したのでした。
ウザイルは人々にタウラーを教えて一から学ばせ、人々は彼とその宗教に新たに
従うようになりました。彼らはウザイルをこよなく愛し、彼に現われる驚異や奇
跡ゆえにやがて彼を神聖化していきました。そしてその神聖化はさらに長じて、
ウザイルはアッラーの子だと言うほどになったのです。
『ユダヤ人はウザイルを、アッラーの子であるといい、・・・』(悔悟章20
節)
ユダヤ人たちはウザイルを神聖化してアッラーの子だと考えることによって真理
から逸脱し続けました―今日に至るまで彼らはそう考え続けています―。そして
これが彼らのシルク(アッラーに同位者を配すること)なのです。―アッラーが
彼らを呪われますように―。
執筆:ヌーラ アッダハマシ
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