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至高のアッラーはアルクルアーンアルフジュラート(部屋)章13節で次のように仰りました。
『人びとよ、われは一人の男と一人の女からあなたがたを創り、種族と部族に分けた。これはあなたがたを、互いに知り合うようにさせるためである。アッラーの御許で最も貴い者は、あなたがたの中、最も主を畏れる者である。本当にアッラーは、全知にして凡ゆることに通暁なされる。』
アッラーは全人類に対して、アッラーがその力によってアーダムとハワー(イブ)から人類を創造し、彼等の子孫から種族と部族を創ったと教えてくださいます。アッラーの奇跡の一つである「アーダムから最後の審判に至るまで、男と女からなる非常に多くの人間たちを創造したということ」から、私たちはアッラーの偉大さを感じ、畏れを抱きます。全人類はアーダムの子孫であり、アッラーはそのアーダムを土から創ったのですから、人間は皆兄弟であり、祖先や家系や血筋の自慢には何の意味もありません。
言葉や肌の色、性格や人格、能力の違いは、争いや分裂をもたらすためのものではありません。これらの違いは、人間社会の発展と地上の後継者という役割を実現させるために、互いに協力するためにあるのです。また言葉の違いとともに、アッラーは彼の英知と公正さによって、異なる言語を話す人々を結びつけるために翻訳なるものも創りました。
また様々な時代を通して、諸民族や部族を構成する個人を観察する者は、人間には一人ひとり特徴があり、この広い世界において完全に同一のふたりは存在しないということに気が付くでしょう。これは創造者アッラーの行なうことの精密さと彼の知識、英知の偉大さを証明しています。
人類の起源と多種多様性を考えることは、全人類が協力と成長を続けるための、家族・社会・共同体における様々な関係の強化をもたらします。このためには、人々が「地球」という名の大きな家族を構成する一人であるかのように協力しなければなりません。
このようにイスラームでは「信仰における兄弟」という表現を用いて信者間の人間としての平等を強調しています。
またアッラーはアルフジュラート章10節で次のように仰りました。
『信者たちは兄弟である。』
この「互いに知り合う」という基本概念はイスラームの大きな特徴となっています。イスラームこそ諸民族と人間社会において「互いに知り合う」という基本概念を、歴史的に人道的に呼びかけた最初の宗教でした。「排他主義」はイスラームにおいて拒絶される思想です。というのも「排他主義」は「互いに知り合う」という基本概念の上に打ち立てられた人間の本質に反するためです。
そして至高のアッラーはこの節を「人間の優劣は血筋や肌の色によるものではなく、アッラーへの畏敬の念による」という基本でもって終えています。
『アッラーの御許で最も貴い者は、あなたがたの中、最も主を畏れる者である。』
「アッラーを畏れる」とはアッラーの命令や禁令を守り、アッラーの御満悦をもとめて行動することです。
この基本の上に、預言者やサハーバ(教友たち)というイスラーム初期のイスラーム社会が成り立っていたのです。これにより彼らは栄光を手にし世界を平和にしたのです。
イスラーム社会は初期にそれによって成功したものによってのみ、成功することができるのではないでしょうか?
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