赤い色というのは、人々をより興奮させる色のように感じます。2002年の日韓ワールドカップでの韓国とイタリアの試合、真っ赤に染まったスタジアムは完全にイタリアンアズール(青)を呑み込んでいました。ここ数年、急激にアジアでその頭角を現してきたバーレーン代表も、チームカラーは赤です。そして、サポーターは湾岸で一番熱い情熱を持っている人たちのように思います。
バーレーンにプロリーグはありませんが、サッカーの歴史は長く、一部リーグに10チーム、二部リーグには8チームのクラブがあります。それぞれのチームには応援団長がいますが、3月30日に埼玉スタジアムで行われた日本代表戦のときには、各応援団長の5人が来日し、6万人以上いた日本サポーターに負けないくらいの声を張り上げていました。
「カレナーホム、ホムホムホム!ハラクナーホム、ホムホムホム!!」俺達があいつらを食べちゃった。丸焼きにして食べちゃった!と、試合に勝つと決ってサポーターたちはこの歌を唄います。もともとは、バーレーンのクラブ、アル・ムハラクの応援歌だったのが、いつしか代表チーム、バーレーンの選手がいるクラブならどこでも唄われるようになっていったそうです。このムハラクもチームカラーは赤。代表選手の半数以上がムハラク・ユースの出身です。ちなみに、代表ユース選手のニックネームは“アフマル・アルムスタクビリ”未来の赤と言われています。
バーレーンのメディアの方たちも、情熱的な人が多い気がします。というのも、試合中は仕事そっちのけで応援している記者もいて、ゴールが決まれば抱き合って喜んで、サポーターかメディアなのか判らない人が多いのです。チームジャージを着ている記者までいるので、ときには選手と間違えてしまうこともしばしば…。
バーレーン代表監督でドイツ人のウォルフガング・ジドカ氏は、バーレーンのいいところを「団結力の強さ」と答えていました。選手たちが一様に「ハマース!(情熱だよ!)」と言って遠くを見つめる姿に強さを感じます。
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