イスラーム講座 | 配布小冊子の紹介
 

第1回イスラーム学習講座
『合同礼拝とイードの礼拝』

 

- 第5回目 -

2003年2月8日
イスラーム講座の主な講義内容

1)合同礼拝の歴史
2)合同礼拝による効果
3)ムクタディー(模倣する者)の条件
4)イマームが持つべき特質
5)イクティダー(模倣)の仕方

合同礼拝について

1)合同礼拝の歴史

預言者が合同礼拝を行ったのは、ヒジュラ後です。マッカにおける13年間、彼が合同礼拝を行うことはありませんでした。というのも、当時サハ−バ(教友)たちが弾圧されていたという事実があるからです。ですから、彼らは家の中で礼拝を行っていたのでした。預言者はヒジュラ後、合同礼拝を行い、それを続けました。

2)合同礼拝による効果

イスラームという柱はムスリム同士がお互いに知り合うこと、彼らの兄弟愛、協力のうえに成り立っています。現世がどれだけ、ムスリム同士を引き離しても、
15回の礼拝を合同ですることによって、ムスリムたちはお互いを隔てる壁をとりのぞくことができます。

3)ムクタディーの条件

1-ムクタディーがイマームの礼拝の無効を知らないこと、また、そう確信しないこと。

たとえば、二人ともキブラの方角を知らず、それぞれ違う方角を主張する場合、片方は、もう片方について、礼拝をすることはできない。

2-イマームがファーティハを正しく読めず、ムクタディーが読める場合、ムクタディーはそのイマームについて礼拝できない。

3-女性のイマ−マの場合、そのうしろで男性が礼拝することはできない。


4)イマームが持つべき特質

より法的なことを知っており、よりクルアーンを正しく読む者、より誠実な人、より年配な人。その他のことは問題にはなりません。


5)イクティダーの仕方

1-ムクタディーはイマームより前に出ないこと。(女性のイマ−マは足一歩分だけ前に出る。これは彼女の動きを見るため。)ムクタディーは自分の列に他の人がいない場合、前の列からひとり、引っ張ってくることが望ましい。引っ張られる人はそのひとに協力すること。

2-イマームの後について礼拝をする。(2つの動き以上は遅れないようにする。)その際イマームより先に動き出さないようにします。

3-イマームの動きを知る。声を聞くか、姿を見る(前の列の)ことができること。

4-モスク以外の場で行う時、イマームとムクタディーの間に大きな壁やドアがないこと。

5-ムクタディーがジャマーアまたはイクティダーを意図すること。これはタクビーラトゥルイフラームのときに行う。イマーム側のニーヤは義務ではない。


合同礼拝の徳はイマームがサラ−ムを行う前に礼拝に参加したものにあたえられる。

イマームがルクーウの姿勢の時に礼拝に参加したらそのぶんは繰り返す必要はない。

合同礼拝からはなれて一人の礼拝を途中からする場合はニーヤをすること。


イードの礼拝について

1)始めに

イードの礼拝はヒジュラ暦2年に始まりました。この礼拝を行うことはスンナです。またこの礼拝は合同で行われます。男女・旅行者・定住者・すべての人々に対し、イードの礼拝は定められましたが、着飾る女性(ムスリマとして相応しくない格好、振る舞いを行う女性)は家で礼拝をします。

イードの礼拝の時刻は日の出後からズフルのアザ−ンがなるまでです。イードの礼拝のためのアザ−ンやイカーマはなく、「アッサラートルジャーミア」と呼びかけられます。イードの時は金曜日の合同礼拝のときとは逆で、礼拝をした後にフトバ(説教)が行われます。


2)イードの礼拝の仕方

イードの礼拝は2ラカートです。

まず、タクビーラトゥルイフラームを行いイフティターフのドゥアーを唱えます。それから7回のタクビーラを両手を上げながら行います。

اَللهُ أَكْبَرُ

「アッラーフ アクバル(×7回)」

それぞれのタクビーラの間に「スブハーナッラー、ワルハムドリッラ−、ワラーイラーハイッラッラー、ワッラーフアクバル」と唱えます。それからイスティアーザ、ファーティハ、短いスーラを読み通常どおり1ラカート目を終えます。

سُبْحَانَ اللهِ ، وَالْحَمْدُ للهِ ، وَلاَ إِلَهَ إِلاَّ اللهُ ، وُاللهُ أكْبَرُ.

「スブハーナッラー、ワルハムドリッラ−、ワラーイラーハイッラッラー、ワッラーフアクバル」

次に5回タクビーラをして、通常どおり礼拝を続けます。

اَللهُ أَكْبَرُ

「アッラーフ アクバル(×5回)」



3)タクビーラについて

イードの前夜から家、モスク、道などで、声をあげてタクビーラを言います。これはイードの礼拝が始まるまで続けます。

「アッラーフアクバル、アッラーフアクバル、アッラーフアクバル、ラーイラーハイッラッラ−、アッラーフアクバル、アッラーフアクバル、ワリッラ−ヒルハムド」

اَللهُ أَكْبَرُ ، اَللهُ أَكْبَرُ ، اَللهُ أَكْبَرُ ، لاَ إِلَهَ إِلاَّ اللهُ ، اَللهُ أَكْبَرُ ، اَللهُ أَكْبَرُ ، وَللهِ الْحَمْدُ .


「アッラーフアクバル、アッラーフアクバル、アッラーフアクバル、ラーイラーハイッラッラ−、アッラーフアクバル、アッラーフアクバル、ワリッラ−ヒルハムド」

 




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2003年 アラブ イスラーム学院