|
-
第6回目 -
2003年2月22日
イスラーム講座の主な講義内容
1)アンナジャスについて
2)タヤンムムについて
3)ギプスと包帯について
|
1)アンナジャスについて
タハーラには2種類あります。
1-タハーラミナンナジャス
2-タハーラミナルハダス
この講義では1のタハーラミナンナジャスについてお話します。
アンナジャス
アンナジャス:礼拝を無効にする不浄なもの(血・尿など)
もっともポピュラーなものは7つです。(そのほかにもたくさんあります)
1-アルコールとお酒
2-犬と豚
3-死体(ザバハされず死んだ動物すべて):ただし人間の死体と魚、イナゴはナジャサではない。
4-流れる血と膿:ただし、肝臓と脾臓はナジャサではない。
5-人間の大小便、動物の糞尿
6-生きてる動物から分離した動物の一部:ただし、食べられる動物の毛、羽はターヒル。
7-食べられない動物の乳(ロバなど)
*アンナジャーサ アルアイニーヤ:目で見えるまたはにおいでわかるナジャーサ
*アンナジャーサ アルフクミーヤ:乾き、跡が消えたナジャーサ
ナジャーサの種類
1-アルムガッラザ:犬と豚のナジャーサ
2-アルムハッファファ:2才未満のミルク以外を口にしていない男児の尿
3-アルムタワッスィト:1、2以外のナジャーサ
ナジャーサが付着した場合どのようにタハーラを行うか?
1-アルムガッラザ
7回洗う(うち一回は清浄な土で洗う)
2-アルムハッファファ
水をナジャーサの部分がひろがるまでふりかける
3-アルムタワッスィト
水をその上に流しそのあと(色、においなど)を消す。ただし血など、色が落ちにくいものはどうしても落ちなかった場合は清浄化されたとみなす。
犬、豚以外の動物の皮はイスラーム法にのっとったやり方で清浄にすることができる(ディバーグ)
許されているナジャーサ
1-少量の尿がはねたもの
2-人間の意志や行為によらないごく少量の血
3-本人の傷口からでている血または膿
4-動物が耕したため実やミルクについた少量の糞
5-水が変わらない程度の魚の糞
6-肉屋の服についた少量の血
7-肉に付着している血
8-嘔吐により汚れた乳児の口(母親が授乳する場合)
9-歩行中付着する泥
10-ハエ・蜂・蟻など血が流れていないものが自ら落ちた液体(その液体の色匂い味などが変わらなかった場合のみ)
2)タヤンムムについて
タヤンムム:特別な状況下でニーヤをもち顔と両手に清浄な土をつけること
タヤンムムを行う理由
1-水がない場合
2-水が遠くにある場合(約2,5キロ以上離れている場合、ただし後で礼拝をやり直す)
3-水は近くにあるがそこに近づけない場合(戦争中などに敵がいた場合)
または、水をつかうことにより、発病したり、容態が悪化する、あるいは長引く場合。
4-厳しい寒さのなか水を使うことにより死ぬ可能性がある場合
タヤンムムを行う条件
1-礼拝の時間に入ったことを知ること
2-礼拝時間に入った後に水を探すこと
3-清浄な土
タヤンムムのやりかた
1-ニーヤを行う
2-指を開いた状態で手で土をたたく(軽く土を落とす)
3-顔をなでる
4-また手で土をたたく
5-両手をなでる
((備考))
*タヤンムムはこの順番でおこなうこと。
*義務の礼拝を行うたびにタヤンムムをおこなうこと(スンナは何度おこなってもかまわない)。
*タヤンムムはグスルまたはウドゥーのかわりになる。
タヤンムムを無効にするもの
1-ウドゥーを無効にするすべてのこと
2-水の存在(礼拝をした後であれば礼拝をし直す必要はない)
3)ギプスと包帯
イスラームは容易な宗教です。イバーダ(アッラーへの崇拝行為)と人間の健康を守ることを同時に行うことができます。人が怪我をし、または骨折し、ギプスや包帯を巻かなければならなくなった場合次のことが必要となります。
1-体の怪我などをしていない部分を洗う。
2-ギプス、あるいは包帯の上をなでる。
3-ウドゥ-の時怪我の部分にたどりついたら、その部分を洗うかわりにタヤンムムを行う(シャーフィイー学派のみ)
((備考))
シャーフィイー学派ではギプス・包帯はしていないものの、その部位を洗うことが出来ない場合、怪我をしていない部分を洗い、怪我の部分のためにタヤンムムをします。そして義務の礼拝のたびにタヤンムムをやり直します。(ウドゥーが無効になることをしていなくとも)。のこりの部分はウドゥーが無効になった場合のみやり直します。
また次の場合のみカダーを行います。(シャーフィイーヤのみ)
1-ギプス・包帯をしたときにタハーラの状態でなかった場合。
2-顔または手にギプス・包帯をした場合。
3-必要ないところに(必要以上に)ギプス・包帯をした場合。
他の学派ではカダーを行う必要はありません。
|