サウジ留学生豊根村で体験学習
— 日本語学習・日本文化体験プログラム —


 2007年7月31日(火)から8月6日(月)にかけて、愛知県北設楽郡豊根村でサウジ留学生の為の日本語学習・日本文化体験プログラムが行われました。アラブ イスラーム学院スタッフも滞在時の手助けのため同行しました。

 このプログラムは、豊根村・サウジアラビア王国交流促進委員会から在日本サウジアラビア王国特命全権大使宛に以下の依頼文書が提出され、実現する運びとなりました。

 『EXPO2005愛知万博を機会に始まった豊根村とサウジアラビア王国の交流活動も、早いもので3年目を迎えました。私たち豊根村民はこれからもこの交流を永続し、両国の友好関係促進に少しでも貢献したいと考えています。

 2007年度においては、アブドッラー・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウード国王の政策の元、多くの留学生が日本に滞在していると聞きました。そこでその留学生が自然に恵まれた環境の中で集中的に日本語を学習し、同時に日本文化を理解し日本人と交流する機会を持つことができればと考え、今回のプログラムを提案させていただきます。豊根村民にとっても、貴国の学生をサポートすることはこの上ない喜びであり、貴国を理解するまたとない機会だと考えています。

 ぜひこの機会に留学生に豊根村に滞在していただき、両国民の相互理解が発展することを願っています。』

 プログラムは毎日、プロの日本語教員による2時間から5時間程度のレッスンを受けながら、レッスンの合間に自然や日本文化を体験するという内容です。豊根村到着日には豊根村長 熊谷卓也氏がサウジ学生の激励に訪れてくださいました。

 夕食時は、滞在先の旅館の女将さんがサウジからわざわざ取り寄せたレシピによって作られたカプサが振舞われ、日本に来て4ヶ月ほど経つ学生達は「お母さんの味だ! 懐かしい!」と、感動を顕わにしていました。そして場所を移し、到着初日から早速日本語学習が始まりました。

熊谷村長と参加者 カプサに舌鼓を打つ学生 日本語学習初日の様子

 2日目から日本語学習に加え、様々な活動が行われました。新豊根ダムの見学では、国土交通省のご好意で、ダム内をモーターボートで案内していただきました。また夜には、豊根村にインターン生として滞在中の大学生とも交流を行いました。

マウンテンボード体験 茶臼山にて 新豊根ダム モーターボート

 4日目は豊根村の名産であるブルーベリー狩りが行われました。その後の温泉体験では3名の学生が挑戦しました。また、300年前に建てられた、国の重要文化財に指定されている「熊谷家」を訪れました。学生達は「サムライハウス」と呼んでいました。そしてこの日は2〜3人にわかれて豊根村の一般の御家庭でホームステイをしました。最初は不安がっていたようでしたが、ホームステイ後は学生から「本当に楽しかった。」と言う声が聞かれました。

ブルーベリー狩り 熊谷家 ホームステイの様子

 また、日本語学習では、最終日の研究発表にそなえ、サウジに関する質問を村役場など様々な施設で、村民に対しインタビューを行いました。この様子は中日新聞などにも取り上げられました。また、5日目は魚取りと五平餅作りを体験しました。手づかみで魚を取るというのは、皆はじめてのようで、大はしゃぎし、昼食後は川で泳ぐなど、自然豊かな豊根村を満喫していました。

村民へのインタビューの様子 魚取り 取った魚を調理 炭をおこして焼きます
 
五平餅作り 水泳の特訓中です 弓道体験 フットサル交流

 プログラム最終日の6日目は、午前中の日本語学習後、弓道体験と地元のフットサルチームとの交流試合を行いました。豊根村のフットサルチームはなかなか強敵でした。その後、村民の皆様と一緒にバーベキューを楽しみ、そのままサヨナラパーティーへと移行しました。サヨナラパーティーでは、サウジ学生によるこの一週間の研究発表が行われ、その後和太鼓の演奏が行われました。サウジ学生達は、豊根村到着時に比べてはるかに上達した日本語で、照れながら一生懸命発表していました。

 8月6日(月)、村民の皆に惜しまれる中、サウジ学生は東京に向けて出発しました。

サヨナラパーティーの様子 お世話になった清水館 清水館には歴代国王の写真もあります







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2007年 アラブ イスラーム学院