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アブドッラー ビン アブドルアジーズ サウディアラビア王国皇太子による1998年10月21日から23日までの訪日の機会に、小渕日本国総理大臣及びアブドッラー サウディアラビア王国皇太子兼副首相兼国家警備隊司令官は、二国間関係の現状につきレビューするとともに、21世紀における将来の二国間関係のあり方につき討議した。両首脳は、日本国皇室とサウディアラビア王室との間の緊密な関係から両国国民の幅広い絆に至るまで、長きに亘り両国にとり伝統となっている友好、親善及び協力関係を再確認し、21世紀の諸課題に対処すべく両国関係をより包括的なものにすることを目的として、この声明を作成することとした。
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両首脳は、これまでのすぐれた二国間関係を高く評価するとともに、政治対話の促進、貿易・投資の慫慂につながる幅広い基礎に立つ経済関係の構築、及びこれまで対象とされていなかった新たな分野での協力の促進により、現在の二国間関係を更に強固なものとするとの共通の決意を表明した。
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両首脳は、湾岸地域とその周辺地域、更には中東地域全体の安全保障が、両国間の関係のみならず世界全体にとって種々の意味合い及び影響を有することに留意し、地域の安全及び平和の促進に貢献すべく、幅広い情報交換及び協力を政治対話を通じて行うことで意見の一致をみた。
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両首脳は、中東地域において安定を促進する際に中東和平プロセスが有する枢要な重要性に留意し、国連の関連決議を基礎とする公平で持続的な包括的和平の達成に基づき、かつ、既存の合意と土地と平和の交換の原則に沿った形でこの目標を達成することに向けて協力を持続することを確認した。さらに、両首脳は、すべての合意の誠実な実施を求め、特にエルサレムに関連し、最終的な交渉の結果を予断するような一方的な行動を控えるよう求めた。
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両首脳は、あらゆる形態のテロリズムに対しその淵源にかかわらず、強く非難を行った。
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両首脳は、湾岸地域を含む中東において大量破壊兵器を除去するよう求めるために現在行われている努力に強い関心を示した。
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両首脳は、地域はもとより世界全体における平和、安定及び繁栄のために国連が果たす役割の重要性に留意し、国連の諸般の活動において一層緊密に連携していくとの共通のコミットメントを改めて強調した。両首脳は、また、国連が21世紀においてその目的を最も良く果たし得るよう、国連改革を早急に実現すべく協力するとの決意を表明した。特に国連安保理改革については、両首脳は、提案されている諸改革が国連憲章の規定に従い、国連安保理の機能に影響を及ぼさないような方法で達成されるべきであるとの点で意見の一致をみた。サウディ側は、常任理事国及び非常任理事国双方の議席数の拡大に関し、日本の常任理事国入りに対する支持を表明した。
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本日、両首脳は、環境、保健、科学技術、文化・スポーツ及び投資・合弁事業といった人的資源の開発に係わる諸分野における具体的な協力プロジェクトを実行するための新たな枠組みを提供するために作成された「日・サウディ協力アジェンダ」の署名に立ち会った。この新たな協力の枠組みの下、両首脳は、この「協力アジェンダ」の実施に向け最大限の努力を傾注するとともに、両国間の協力を円滑に進めるために物理的、法的及び制度的な諸般の基盤を整備すべく作業することに対するコミットメントを再確認した。
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両首脳は、両国の民間部門が相互の経済関係を拡大していく上で果たす役割が極めて重要であるとの点で意見が一致した。両首脳は、両国の民間部門の間での協力を慫慂し、かつ、円滑に進めていくことでも一致した。
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両国は、世界経済に対する安定した石油市場の重要性につき意見の一致を見た。日本側は、この点に関してサウディアラビアが果たしている均衡のとれた役割を評価するとともに、同国を日本を含む世界市場への石油の安定した、信頼できる供給者とみなした。両首脳は、両国において石油に係わる貿易・投資関係を高めるための更なる協力の重要性を強調した。
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上記の共通の目標及びコミットメントの追求に当たり、両首脳は、両国にとってのより大きな利益のために更に協力関係を強化したい、との希望を表明した。
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| 1998年10月21日 |
小渕 恵三 日本国内閣総理大臣 |
アブドッラー ビン アブドルアジーズ アール サウード サウディアラビア王国皇太子 |
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