サウディアラビア代表チームのキャンプを終えた今、先ずは、この事業に関わってくださった全ての皆様方に心より感謝を申し上げます。
調布市は海外に姉妹都市をもっておりませんので、市として外国とお付き合いすることは初めての体験でしたが、代表チーム受け入れ準備を進めていく中で、サウディアラビアという国の文化や、日本との決定システムの違いを理解し、徐々に信頼感を醸成していくことができ、国際理解を深めていくプロセスを身をもって体験いたしました。
このように暗中模索の状態から始まった今回の受け入れ準備でしたが、在京サウディアラビア大使館や日本サウディアラビア協会、サウディアラビア航空を始め大勢の皆様の惜しみないご協力のおかげで、順調に準備を進めることができました。
調布市といたしましては、市民組織であるサウディアラビア歓迎実行委員会とともに数多くの事業を実施いたしましたが、代表チーム受け入れの準備・実行はもとより、街の飾りつけ、サウディアラビアとの友好親善を促進するための講座の開催、フットサル大会、情報プラザの開設、学校給食でのサウディ料理の体験、歓迎レセプション、大画面での試合の応援、公開練習、ボールボーイとしてのお手伝い、応援バスツアー、記念グッズの販売等々僅か4ヶ月足らずの間に30を超える事業を実施することができました。
振り返ってみますと、事故もなくよくやり遂げたという感無量の思いがいたします。東京スタジアムでの最終練習日に、代表チームの団長であるナゥワーフ殿下より「調布にしてよかった。感謝している。」とのお言葉をいただき大変喜ばしく思うとともに安堵の胸をなでおろしました。
公開練習には、2日間で約9000人の市民が詰めかけ、また、札幌でのドイツ戦では調布市グリーンホールに設けられた大画面を観ながらの応援に大いに盛り上がりました。埼玉と横浜の試合は大使館のご好意もあり、それぞれ150人がスタジアムで熱気のこもった試合に大声援を送りました。
このような大きな成果をあげることができたのは、411名のボールボーイを含め、延べ1200人ものボランティアの方々の協力の賜物です。この貴重な経験は、調布市の誇りであり大切な財産であります。調布市民の多くにとって、サウディアラビアは遠い存在でしたが、今回のキャンプがサウディアラビアについて関心を持ち、異文化に触れる契機となったことは大変有意義なことでした。特に未来を担う子どもたちがサウディアラビアについて学び、スポーツを通して外国の人たちと親しく接し、異文化を理解する機会を得たことは、必ずや平和と友好の苗となり、21世紀に大きく育っていくことと確信しています。
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荻本 末子(調布市サウディアラビア歓迎実行委員会 事務局長)
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調布駅前情報プラザの オープニングセレモニー |
歓迎実行委員会発会式。ワリー臨時大使(中央)、 吉尾前調布市長(左隣)、荻本事務局長(左端) |
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調布市主催サウディチーム歓迎レセプションで スピーチするキャプテンのサーミー選手 |
サウディのスタッフとボールボーイたち |
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吉尾前調布市長からナゥワーフ殿下へ うるし塗木製ボールの贈呈 |
転載:「日本サウディアラビア協会報」
No.209 September2002
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