日・サ青年の交流


「今では身近に感じるサウディのニュース」
—片言アラビア語で楽しんだサウディ滞在—


日・サテレビ学生会議を契機にサウディアラビアから招待を受け、昨年12月24日から1月9日までサウディ各地を訪問しましたがとても楽しい旅でした。初めて見る夕焼けの地平線も茫漠たる砂漠も、それとは対照的な、近代的で清潔な都市もどれも印象深いものでしたが、何と言ってもサウディの人々と直接言葉を交し合い、交流できた事が一番楽しい思い出です。

また、食べ物もとてもおいしくて、僕は食事の度に思わずアラビア語で「これはおいしい!」と大きな声で繰り返してしまいました。サウディ人が嬉しそうに「ラズィーズ(おいしい)?」と尋ねるので僕はますます張り切っていっぱい食べました。

商店街で買い物をした時には、片言のアラビア語で店のおじさんと値段の駆け引きをしてみましたが、別れる時はかたく握手をしてくれました。

またサウディの大学生達とターイフの山に登りましたが、僕達が寒がっているのに気がつくと心配して、自分達のコートを貸してあげるとさかんにすすめてくれました。

どんな時でも、サウディ人は人が喜んでいるのを見るのが楽しいらしく、本当に親切でした。

東京に帰って僕はいつもの平凡な高校生活に戻りましたが、一つだけ大きく変わった事があります。それは新聞でもテレビでもサウディアラビアのニュースにとても敏感になった事です。今、アラブ一帯には不安定な空気が漂っていますが、僕はあの心優しいサウディアラビア人やアラブ全体の人々が、いつも平和で幸福でありますようにと心から願わずにいられません。

金野 楽 (慶応義塾高等学校二年)


招待先のサウディ サイエンス クラブ(ジェッダ)にて サウディの高校生と筆者
招待先のサウディ サイエンス クラブ(ジェッダ)にて サウディの高校生と筆者
 

転載:「日本サウディアラビア協会報」
No.210 March2003













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