日・サ外交樹立50周年記念レセプション
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| 記念レセプション |
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4月12日、帝国ホテルにて駐日サウディアラビア大使主催の「日本・サウディアラビア外交樹立50周年記念レセプション」が開催され、招待された国会議員、官民代表約700名が参加してこの50周年を盛大に祝いました。
まず、日本側を代表し、小泉首相の代理として川口内閣総理大臣補佐官が挨拶をしました。引き続き、サウディアラビアを代表して駐日トゥラード・サウディアラビア大使が挨拶をしました。その二つの挨拶を紹介します。
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| —川口総理補佐官の挨拶— |
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| 川口総理補佐官 |
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アッサラーム・アライクム。御列席者の皆様。
日本とサウディアラビアとの外交関係樹立50周年の記念レセプションに出席し、大勢のご来賓の前でお話できますことは大きな光栄であります。
小泉純一郎総理が2003年5月にサウディアラビアを公式訪問された際、総理とアブドッラー皇太子は、両国による外交関係樹立50周年を祝し、記念事業の実施を通して友好関係を一層推進することを合意しました。
小泉総理の名代として、このレセプションを主催されるトゥラード大使に祝意を述べ、サウディアラビア王国の指導者に、我が国との良好な関係を構築されているご尽力に対して総理からの謝意を伝達したいと考えております。
日本とサウディアラビアとの関係は、1938年ハーフィズ・ワハーバ公使が東京モスクの建立式典に参加され、その答礼として1939年に横山公使がサウディアラビアを訪問し、アブドルアジーズ国王に拝謁したことに遡ります。50年前、1955年6月には、両国は正式に外交関係を樹立しました。
この半世紀にわたり、両国の関係は皇族及び王族の相互訪問、ならびに、二国間及び多国間の枠組みにおける種々の積極的な協力により強化されてきました。経済分野における両国の緊密な関係については、我が国はサウディアラビアにとって第2の貿易相手国であり、サウディアラビアは我が国の最大の石油供給国です。
両国政府は、1997年に橋本総理がサウディアラビアを訪問された際、「21世紀に向けた日本とサウディアラビアの包括的なパートナーシップ」を採択しました。1998年のアブドッラー皇太子の訪日の際には、「日本・サウディアラビア協力アジェンダ」を採択しました。このようなイニシアティブを通して、両国は人材開発、環境、保健、科学、文化、スポーツ、投資の多岐にわたる分野で関係を発展させました。
2001年、河野外務大臣は、イスラム世界との対話促進、水資源開発、政治対話の拡大を通じて、サウディアラビアをはじめとする湾岸諸国との関係を強化する「河野イニシアティブ」を発表しました。
さらに、2003年には、サウディアラビア、エジプトと我が国との間でアラブ世界との協力を強化する非政府レベルの「日本・アラブ対話フォーラム」が設立され、橋本元総理が日本側座長を務められました。このフォーラムの第3回会合は本年1月にリヤードで開催されました。私は、このような枠組みは21世紀における両国関係を一層強化することに資すると信じております。
この点に関連しまして、両国の外交関係樹立50周年記念は文化面における我々の関係を発展させる好機であります。我が国においては、サウディアラビア大使館が展示会、セミナー及び民族舞踊等の種々の行事を実施され、一方、日本大使館はJETRO、JICA及びサウディアラビアの関係機関と協力し、記念行事を実施してきております。
これらの一連の記念行事が相互理解と信頼を促進し、良好な関係が両国に更なる繁栄をもたらすことを希望します。
ご清聴ありがとうございました。
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(日本サウディアラビア協会仮訳)
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川口総理補佐官にサウディアラビアの 写真を説明するトゥラード大使 |
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スピーチするトゥラード大使 |
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| —トゥラード駐日サウディアラビア大使の挨拶— |
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| トゥラード大使 |
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川口順子内閣総理大臣補佐官閣下
ご来賓の皆様、そしてご出席の皆様、
日本とサウディアラビア両国の外交関係設立50周年を祝うこの大切な集いに、ご挨拶できることは、私の大きな喜びでございます。
両国の公式な接触はアブドルアジーズ国王による建国から6年後の1938年に、東京モスク開所式のため在イギリス特命公使であったハーフィズ ワハバ氏が来日したことに始まります。
これに対して、その翌年1939年に、在エジプト日本国公使であった横山正幸氏がサウディアラビアを訪問、リヤードにおいてアブドルアジーズ国王に謁見されました。そして1953年、日本から経済ミッションがサウディを訪れ、1955年には、正式な外交関係樹立に至ったわけです。
二国間関係はその後も順調に推移しております。ハイレベルな相互訪問は、1960年サウディアラビアのスルタン ビン アブドルアジーズ国防・航空大臣の来日で始まり、1971年には、ファイサル国王の来日がありました。サウディの王族、日本の皇族、首相や閣僚クラスの訪問も増えました。1994年11月、皇太子殿下、雅子妃殿下のサウディアラビアご訪問は、新たなページを開くものでした。さらに1995年9月、当時の村山首相のサウディ訪問がありました。
また1998年には、アブドッラー皇太子と小渕首相の間で両国の21世紀における協力についての共同声明が署名、発表されました。これは新世紀において両国関係を強化するため新たな方向性を示すもので、政治、経済その他の新たな分野での協力を包括的にカバーする「日本・サウディアラビア協力アジェンダ」として結実いたしました。
さらには2001年、当時の河野外務大臣はサウディ訪問の機会に、次の3分野のイニシアティブを発表されました。第1に、イスラーム世界との対話促進、第2に水資源の開発、第3に多様な政治対話の促進であります。
2003年5月の小泉純一郎首相のサウディ訪問の際には、アブドッラー皇太子との間で、2005年には両国において記念事業を推進することが決定されたわけです。
サウディアラビア王国は人々に様々な意味を持っています。世界の何億人のムスリムにとっては、究極の聖地を擁し、巡礼の地であります。またアジア、ヨーロッパ、アメリカなどからの外国人にとっては、様々なビジネス・チャンスのある国です。同時に多くの諸国にとっては、現在、そして未来の経済のライフラインである石油を供給する国です。これまでのところ、サウディアラビアはこれら凡ての需要を満たし、さらに現在新たな発展段階に入ってきております。
サウディアラビア王国は世界を分裂させるのではなく、団結させることこそが最終的に重要と考え、文明間の衝突を招こうとする人たちの反対にめげず、世界の相互の敬意と理解の促進に引き続き努める考えです。またサウディアラビア王国は国と国との紛争は話し合いで解決されるべきで、それでうまく行かない時は、国際法に従うべきであり、侵略や暴力によるべきではないと確信しています。
他方日本は、戦禍の中から立ち上がり、世界の中でも科学技術分野でのリーダーとして経済大国になられました。これら両国の達成した実績は、その両国民の偉大な価値と行いによるものですが、それは世界の尊敬と評価を勝ち取るものとなりました。21世紀において、両国が協力することにより、平和で安全で繁栄するより良い世界を築けるものと、私は確信しております。
両国の共同事業としてのジョイント・ベンチャーは、両国関係が戦略的な重要性を有していることを物語っております。例えば住友化学とアラムコは48億ドル、サウディアラビアの基礎産業公社であるSABICと三菱は、18億ドルの事業を展開しています。このように日本はサウディの開発に大きな貢献をすると同時に、サウディは日本に対して工業国中最大のエネルギー供給を行っております。
本年の愛知万博2005へのサウディの参加は、両国関係の重要性の今ひとつの証でもあります。サウディアラビア館は多くの来客を集めており、それはEXPO全体の10%にも上っており、昨日までのところ、サウディ・パビリオン来館者数は11万人になりました。
最後ではありますが、今日の祝い事を成功させるべく参加された方々に、心より御礼申し上げます。また官民を挙げて日本政府に対して、サウディ側よりの祝意を述べさせていただき、両国の戦略的協力と共通の利益に資するような前進と繁栄が益々あるように祈りつつ、ご挨拶とさせていただきます。
有難うございました。
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右からアル・ズベイ サウジ・ペトロリアム・リミテッド日本代表、 渡 新日本石油社長、小長 日・サ協会会長、トゥラード大使 |
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大使と駐日サウディアラビア大使館員他 |
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| 見事な氷細工 |
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(※役職名等は、すべて当時のものです) |
転載:「日本サウディアラビア協会報」
No.215 September 2005
(2008年3月21日更新)
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