イスラーム美術の粋125点を展示
−10月1日から世田谷美術館で−
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エナメル金彩装飾モスクランプ 製作地:エジプトまたはシリア 1345〜61年 高さ35.2cm |
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日本では実物を見る機会の少ないイスラーム美術作品の粋がこの秋、東京・世田谷区の世田谷美術館で公開されます。
この美術展は、イスラーム美術で世界屈指のコレクションを有するロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館所蔵の美術品の至宝125点を展示するものです。日本での公開は世田谷美術館のみで、公開期間は10月1日(土)から12月4日(日)までです。
世田谷美術館の展示スケジュールによると、『宮殿とモスクの至宝』と題するこのイスラーム美術品展は、「Ⅰ.祈りの場のイスラム美術」「Ⅱ.聖なる言葉:文字の意匠」「Ⅲ.宮廷の美術:美と権力」「Ⅳ.王朝による美術庇護:オスマン朝」「Ⅴ.イスラムと中国・ヨーロッパの美術交流」の5つのセクションに分けられ、それぞれの分野に関連する優れた美術品が展示されます。
第Ⅰ部門で展示される、15世紀エジプト、マムルーク朝のスルターン・カーイト・バイのミンバル(説教壇)は高さ7メートルをこえる精密な木製象嵌細工で圧巻です。第Ⅲ部門での1000年頃のウマイヤ朝スペインで作られた象牙の小箱、16世紀イランの5.5×3.2メートルの大絨毯や17世紀イランのエナメル彩色タイル、第Ⅴ部門で展示のトルコの暖炉のほか、トルコ陶器の中心地イズニク産の高台鉢などはイスラーム美術愛好家必見の作品ばかりです。
第Ⅴ部門「イスラムと中国・ヨーロッパの美術交流」では、イスラーム世界が東西交通の要衝として文化交流に果たした役割に焦点が当てられ、文化史に関心を持つ人には興味深い展示内容となっています。
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スルターン・カーイト・バイのミンバル(説教壇) 木・象牙象嵌 制作地:エジプトおそらくカイロ 1468〜96年 |
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メダイヨン文模様 羊毛(パイル)・絹(経糸・緯糸) 制作地:イラン16世紀初頭 541×315cm チェルシー絨毯の名で知られる |
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白地多彩花文タイル製天板付卓 木象嵌(黒檀)・螺鈿・象牙 陶製(フリットウェア)、釉下彩画 制作地:トルコ、おそらくイズニク 1560年頃 |
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注: 美術展の公開は、終了しています。
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(※役職名等は、すべて当時のものです) |
転載:「日本サウディアラビア協会報」
No.215 September 2005
(2008年5月16日更新)
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