スルターン皇太子 日本訪問記念シンポジウム


「サウジアラビアと日本の関係」
― 現状と将来への展望 ―

 2006年4月3日(月)、アラブ イスラーム学院においてサウジアラビア王国スルターン・ビン・アブドルアジーズ皇太子殿下、副首相、国防兼航空相兼監察長官の歴史的な日本訪問に際して記念シンポジュウムを開催いたしました。

開会の挨拶を行うアルジール学院長 ファイサル・トラード大使
開会の挨拶を行うアルジール学院長   ファイサル・トラード大使

 小雨の降る生憎の天気にも関わらず、在日アラブ大使をはじめ、200名以上の方々においでいただき、第一セッションは、徳増公明 日本ムスリム協会会長、日本サウジアラビア協会事務局長が議長を務め、ムハンマドハサン アルジール学院長が「サウジアラビアと日本の文化関係」、当学院研究員 アミーン水谷周氏より「イスラーム社会と日本社会の宗教的側面の相互理解へ向けて」の講演を行いました。

アミーン水谷周研究員 徳増公明議長(右から2番目)
第一セッションの様子
アミーン水谷周研究員 徳増公明議長(右から2番目)

 第二セッションは片倉邦雄、元エジプト・イラク・UAE大使が、「サウジアラビアと日本との友好関係の回顧と展望」、そして学院の文化・広報部長で早稲田大学博士課程在学中のブカーリイサム氏が「技術革新におけるサウジアラビア・日本間の協力の展望」の講演を行い、両セッションとも会場から沢山の質問が寄せられました。

片倉邦雄、元エジプト・イラク・UAE大使 ブカーリ イサム文化・広報部部長(中央)
第二セッションの様子
片倉邦雄、元エジプト・イラク・UAE大使 ブカーリ イサム文化・広報部部長(中央)

 最終セッションでは、議長のムハンマド ハサン アルジール学院長より以下の提言がなされました。

1. 日本とサウジアラビア王国両国間の対話を継続、深化させ、それを拡大してイスラーム世界全体を含むようにすることを確認する。上記は互いの経験、知識、そして共通の利益に基づく人間的な文明を作り上げることを目的とした、相互理解の達成を目途とする。
2. 「日本アラビア語協会」の設立を提唱し、アラブ イスラーム学院はその推進に当たる。
3. サウジアラビアと日本の両文化間の相互理解を深めるために、大学の教授、思想家、文化人らの研究著作の共同作業を支持する。
4. イスラーム関係の著作や翻訳における現代日本語の使用を勧奨し、古い日本語を使ったものについての再出版に必要な措置を取る。
5. サウジアラビアにおける石油関係他の共同プロジェクトでの日本側投資会社による、日本でのサウジ学生のための研修・奨学プログラムの実施に努める。
6. 中東と世界の安全と安定のために資する日本・サウジ協力を強化する。
7. 日本人に対しイスラームの本当の姿とその寛容な教えを知らせる様に努める。
8. 今般のようなシンポジウムが日本とサウジアラビアの両国で交互にかつ定期的に開催される必要性を確認する。

最終セッション ムハンマド アルジール学院長による提言の様子 最終セッション ムハンマド アルジール学院長による提言の様子
最終セッション ムハンマド アルジール学院長による提言の様子

シンポジウムの様子 シンポジウムの様子 シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

 今回のシンポジウムのプログラム詳細は、近日中に更新予定です。ご期待ください。










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2006年 アラブ イスラーム学院