「サウジアラビアと日本 —新時代の戦略的パートナーシップ」


第一セッションの様子 第二セッションの様子
第一セッションの様子 第二セッションの様子


 2006年7月29日、アラブ イスラーム学院において、シンポジウム「サウジアラビアと日本 ―新時代の戦略的パートナーシップ― 」が開催され、石油事情や日本・サウジアラビア関係に関心を持つ、多くの方々にお越し頂きました。
 
 シンポジウム開幕にあたり、小長啓一日本サウジアラビア協会会長より、ご祝辞をいただきました。
 
 第1セッションでは、森伸生氏(拓殖大学イスラーム研究センター長)が議長を務め、渥美堅持氏(東京国際大学国際関係学部 教授)が「サウジアラビア・日本関係の戦略的重要性」について、ムハンマド・ハサン・アルジール学院長が「サウジアラビア・日本間の様々な戦略的パートナーシップの展望」について講演を行いました。
 
 第2セッションでは、徳増公明氏(日本サウジアラビア協会事務局長、日本ムスリム協会会長)が議長を務め、廣P博氏(住友化学株式会社 取締役常務執行役員)が「サウジアラビアにおける石油精製・石油化学統合コンビナート計画の推進について」について、Eng.ブカーリ・イサム(当学院の文化・広報部長、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程在籍)が「サウジアラビア・日本間の技術協力推進のロード・マップ」について講演を行いました。
 
 両セッション終了後の質疑応答では、どの講演に対しても多くの質問が寄せられており、サウジ事情への関心の高さがうかがえました。

最終声明を読み上げるアルジール学院長
最終声明を読み上げるアルジール学院長


 当シンポジウム閉幕に当たって、アルジール学院長から以下の提言がなされました。

1. サウジアラビアと日本双方の戦略的な対話を、パートナーシップを強化するためにあらゆるレベル、あらゆる分野について継続的に深めることを確認した。
2. 右対話は、継続し深めるだけではなく、更に全イスラーム諸国を対象とすベく拡大することを確認した。それは相互理解を達成し、共通の人間的文明的な建設を目途とし、また互いの経験、知識、そして共通の利益に基づくものである。
3. 両国間の共同投資増進の方途に関する議論の実施を促進する。
4. 両文化間の相互理解促進のために、サウジアラビアと日本の大学教授、思想家、文化人らが、共同で研究し著作することを支援する。
5. 両国間の技術協力を強化する。それは両国の発展に資し、また世界の安定にも貢献する。
6. 中東を含む世界において、平和と安定のために両国間協力を強化する。
7. アラブとアジアの関係強化を目途として、アラブ イスラーム学院の経験を日本の他の諸都市やあるいはアジアの諸国で生かすことを検討する。
8. 本件シンポジウムのようなものを、日本とサウジアラビア双方で、しかも時期を決めて定期的に開催することの重要性を確認した。
9. 観光分野への投資の関心喚起と両国での観光活動の活発化
10. 日本の大学・研究所でのアラブ・イスラーム研究学科の創設とサウジ側の支援
11. ファハド国王の名を冠したサウジ講座を日本の大学で創設。次いでアブドッラー国王の名前を冠したものを創る。
12. 両国で文化センターの設置を図る。そして両文化間の翻訳事業の活発化。
13. 双方の学生への奨学金増大、特に日本人学生のためにサウジ側の大学において、アラビア語とイスラーム文化学習のための奨学金とプログラム創設。

日本・サウジ協会小長啓一会長のご挨拶 会場の様子
日本・サウジ協会小長啓一会長のご挨拶 会場の様子










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2006年 アラブ イスラーム学院